2015/04/10

昔があって今がある。今から未来につながる。

マキコレワインをお伝えする仕事をして12年ぐらいかな


昔のブログをよんでみると


書いていることが一緒でも


文から受ける印象が微妙にちがう。



微妙に違うって

結構大きな違いと今は思う。




なぜこのようなことを書いたかというと





カーヴ田中屋のコンセプトや想いなどを


昔のブログから

コピーして


もう一回あらためて新しいブログで紹介しようとおもい


読み返したけど




なんか今お伝えしたい感じと違うと感じた。


感じた理由は言葉にしにくいけど、


これはコピーするのではなく


新たに

同じ内容を




書き直したほうがいいと感じた。





一番最初のブログ




カーヴ田中屋のはじめのブログ




昔と今の違いって言葉でいいにくいけど、




ブログをさら〜〜と読んで感じる余韻

読後感が違う。



昔は

ちょっと想いが溢れすぎて

お腹いっぱいになる感じ。


熱すぎる。


熱いのはいいけど


その想いが過ぎると

奥に


「正しい、正しくない」

「いいわるい」



2極が入っている気がする。


選ぶのは相手で


自分の想いが

溢れすぎると



相手はちょっと引いてしまい


遠慮してしまうのではないかな。




マキコレワインすばらしいですよ〜が溢れすぎてた。

それがあって今があるんだけど。




今は想いがないのかというと

それは昔とかわらないと思っている






楽しく、明るく、軽く



そんな感じでこれから


書けるといいな。



ワインがあると楽しい。

ワインのある場は幸せ。

ワインがあって、会話が弾んで楽しい。


明日からがんばろ。

これからおもしろくなってきたね。


ワイン飲んだ人同士

ワインを飲んで


元気になって

明るくなるよって提案ができれば


うれしいですね。



人は1人で幸せになってもおもしろくない


大切な人。

家族。



楽しさや幸せを分かち合って


共有、共感して


幸せを感じるんではないかな。



ワインって幸せを分かち合う飲み物。


ワインがある幸せを


お伝えできたらうれしい。


















カーヴ田中屋で試飲にしていただいたときのいつものこと。





カーヴ田中屋で試飲のときのことを書いてみます。


⬆ 今試飲であいているワイン達。





試飲して味の確認をしてからお酒を買うとよく聞きます。

そうすると、試飲したものしかお客様の手にはいかないですね。



僕は棚に並んでいるワイン達も紹介したいので


試飲のときにお話していることがあります。






お客様が来られたときに

扉を入って来られてすぐに

「このお客様はこの金額でこのタイプのワインを求めているはずだ」って

顔をみてわからないですね。




わかったらすごい。



お話しをお聞きして、はじめてお客様の要望がわかります。




それから

試飲していただいて味を確かめないと売れないのであれば




要望をお聞きして、試飲で空いてなければ

新たにワインを空けて試飲していただかないといけないですね。





それはちょっと大変です。

そのやり方だったら

いっぱいワインが空いてしまいます。





当店は




まず説明の前に飲んで

このワインを

感じてみてください

といって




試飲していただきます。



はじめて来られたかたには、こんな感じでお声をかけています。



「まずよければ試飲してください」

「試飲したから買わないといけないという感じではないので安心してくださいね」

「このワインについて山盛りお伝えしたいことがあります」

「まず飲んでいただいてから説明させてください」


⬆これを来店いただいた方に言っています。





試飲していただくときに


詳しく説明はあまりしないようにしています。





飲んでいただいた

感想をお聞きしてから

ワインの説明をしています。




それは

最初にこちら側が


たくさんの情報をお客様に入れると


それに意識がいって


言葉をきいてからワインを理解しようとします。




それだと

僕の影響で

ワインを知るというのが



お客様にとってあまりよくないかな〜と感じ




その方が、そのまま感じたことを大切にしたい想いで

まず飲んで感想をきくようにしています。




みんなハートで感じる力ってあって


目の前のものが自分に合うかどうかって

感じることはできると思う。




すばらしいワインだという情報が入って飲むと


すばらしい部分を意識して探して飲んでしまいます。


それって頭で理解して味わう感じだと思う。







やっぱり

飲んで

率直に

ハートで感じて

このワインはいいな~って



思う人に出会うとすごくうれしい。



「のみやすいですね」

「のど越しがいいですね」

「きれいですね」

「おいしいですね」




いろいろな感想をいただける。


その感想をお聞きしてから


「お客様が感じたことってすばらしく

それにはちゃんと理由があるんです。


目の前にある


のみやすいワイン。

のど越しがいいワイン。

綺麗なワイン。


には


それができるまでにちゃんとした理由があって

目の前にあります。

それを感じていただいたことが


すごくうれしいです。」



「その理由はですね~」


といって



はじめての方に説明していること




最初に

カーヴ田中屋のワインについて説明させていただき


当店は金井麻紀子さんがセレクトしたワインのみを扱い


セレクトの基準が一貫したものを扱っています。



と説明しています。




それから


ご予算。

要望(自分用、プレゼント用)

あとは



ワインをお繋ぎするのに

お聞きしたいことを


その場で閃いたことを

お聞きしています。




はじめてカーヴ田中屋に来られた方にいつも説明していること。 

はじめてご来店いただいたお客様が


じ~~と

ワインを見ている。





まず最初にきくことは


「マキコレワインって知っていますか」



知っている人は最初に

「マキコレワインって聞いたのですが、どれですか?」と

聞いてくるのが多いので、



何も聞かずにワインを見ているお客様には聞いている。




マキコレワインって言葉をはじめて聞いた人は

「なんですか?それは?」となります。


その後にいつも


説明していることがあります。


それを書いてみます。







ここにあるワインは、




仮に当店に



・いろいろなお店でワインを買って、ワインが大好きで
ワインの情報収集もたくさんしているワインが好きな人。


・ワインのプロの人。



・二十歳になったばかりで、ようやくお酒が飲めるようになりました。



という人が同時に当店のワインを見ても

「見たことがないワインばかりだな~」という感想になります。






それは、マキコレワインのみが並んでいるのですが、

マキコレワインは、都道府県に一件のショップのみの取り扱いで

ネットでの販売が禁止されているワインで




取り扱いのお店にいかないと手にすることができないワインです。



限定にしているのは、輸入元の

ワインのことを大切に考えた想いからなのですが。





並んでいるワインを見て僕を見ると


普通はこの人がセレクトしたワインがここにあるのかなと思いますよね。




一本一本に向き合ってワインを飲んで選んでいないのです。

一人のセレクターの方が選んだワインのみがあります。

後で説明させていただきますね。




ワインはたくさんの輸入業者が世界中のワインを日本に紹介しています。

世界中のワインを全部のもうって思うのは、すごく果てしない旅。


「いろいろな業者さんからワインを取り寄せて味見をして
これがおいしいからオススメしよう」っていう感じで

当店はセレクトしていなんです。




どういうことかといいますと


目の前にワインがあって

飲んでみる。




「これは丁寧な畑仕事をしているな~」

「これはあまり農薬を使っていないな~」

「酸化防止剤があまり入っていないな~」



って飲んだワインから理解するのが難しいと思ったんですね。





僕は目の前のワインから造り手の詳しい仕事を理解するということは

難しくて理解できないと感じました。




輸入業者さんの情報の紙をみながら

飲んでワインを選ぶということを僕はしていなくて




金井麻紀子さんのセレクトに惚れ込んで

それを扱いたいと思った。




金井麻紀子さんの選んだワインのいくつか飲んで



ブドウのそのままの味がしておいしいって思った。


全てが一貫した筋がしっかりとあるワイン達。



その理由は

セレクトしたワインの造り手さん達は




自分のできるベストな仕事をして後は自然にまかせる。

土の微生物がいい仕事をしてくれる。それをサポートするのが僕の仕事という

考え方。


シンプルで当たり前ですが

すごいこと。




マキコレワインは、シンプルに言えるのは

本来のワインだということ。




本来のワインとは




ブドウを収穫して

完熟したものを選び

タンクに入れて

天然酵母と合わさって

発酵して

ワインができる。




簡単に書いていることを

そのまますると

まず多くの量を造ることができない。




量を減らすということは

自分の収入を減らすということ。



これは情熱がないとできない。



その想いがワインから溢れている。





ワイン造りは、消費者からは見えないところがほとんど。

畑仕事や醸造など365日くっついてみているわけにはいかない。

できたワインについて詳しく語れるのは造り手のみ。



造りに一切の妥協していないと口では言っているけど



人それぞれ仕事への意識が違う。


でも

答えは出来たワインに表れる。


それは


ブドウの味がするものが本来のワインだと思います。




当店はフランスでワインを造る資格を持つ人が

本来のワインとは何かと問いかけたら

2つの造り方をしているワインだと言う答えにいき

それは


有機農法 と

10房とれるところを半分減らして。間引きして
土の養分を残りの5房に凝縮させる という


この2つを実践している人が


本来のワインを生み出す人だという答えに行き着いて






 

現地を300軒以上回り、
ワイナリーの人の仕事をみて
話しをきいて


この人のワインだったら

私の人生をかけることができる


確信をもって選んできたワインです。


そのようなワインのコレクションが

当店に並んでいます。






このブログは カーヴ田中屋の田中が書いています。


お店は京都の四条にあります。


そういえばこのブログ書いてなかったなと思い


ホームページと


お問い合わせのリンクを貼ります。






カーヴ田中屋のホームページは こちらから

カーヴ田中屋へのお問い合わせは こちらから









2015/04/07

マキコレワインで長期熟成できるものを教えて欲しいって問い合わせをいただきました。

ブログを書こうと思っても、何を書こうかな~って思ってしまいます。

本日お問い合わせの電話があり、その内容を書こうって思いました。


お問い合わせをいただけると

お客様が知りたいことを知ることができるから

ありがたいですね。




「そちらは、マキコレワインがありますか」

おっマキコレワインを知っている人なんだ。うれしいな。



「当店はマキコレワインのみの店ですよ」




「マキコレワインで長期置けるワインってありますか?」



「出来た年を考慮しないといけないけど

基本全ておけますね」




「でもあまり種類を飲んだことがないのですが、評判をきいて

マキコレワインを何年か置いてワインが好きな人と飲みたいんです」



ってこのようなお問い合わせがあって

お答えさせていただきました。




最後には

一度お店にいきますということで



話しが終わりました。





お客様にお答えしたことを書きたくなったので

書きます。





マキコレワインは長期熟成するの?
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僕は、価格に関係なく

全てのマキコレワインは熟成させると

より良くワインが変化していくと思っています。




これには深い確信があります。




今回で説明できるかわかりませんが

そのことはマキコレワイの魅力をお伝えすることに繋がると思うので



これからもどんどん書いていきたいと思います。



当たり前がすごいとおもっていて

ワインはブドウでできていて、ブドウを感じるワインってすばらしい。


ブドウが生まれた土地の風景、そのままのブドウの個性を感じるワインが素敵なワインだと思う。



生産者さんの見えない努力が目の前のワインに表れる。

ワインに全ての生産者の哲学や仕事が詰まっている。



丁寧な畑仕事、徹底した間引きで

畑の養分をしっかり吸った完熟したブドウは、糖分がたくさんあり、

ワインは糖分からアルコールに変化する。



醸造すると、蔵にある天然酵母と仲良くなって

土地とブドウ本来のキャラクターがそのまま表現されたワインになる。




凝縮した完熟したブドウは

酸化のストレスにも強く

酸化防止剤の添加を少なくすることができるので

ナチュラルでピュアな果実のフルーティーさが表現された

自然なワインができる。





これはすごいことなんですが

生産者は、多くを造ろうと思えば造れるし

多く造ったものは

それが売れれば、生産者の生活も潤う。

多くを造る造らないって

飲み手には見えないこと。


見えないところを量を減らすということは

ブドウの凝縮度を上げるため

その為には一切の妥協はできない。

妥協せずにするって

強い信念がないとできない。



「自分が一生飲みたいワインを造りたい」


この一点の想いに集約する。


マキコレワインの生産者は


自分が一番飲みたいワインを造っている人たちのワインです。


このようなワインを

扱わせていただき紹介させていただく仕事は


感謝しかないです。




長期熟成されたマキコレワインをいつくか飲む機会がありましたが


置いた長い年月を感じさせない、フレッシュさ、生き生きとした果実味。

まだまだ置いても大丈夫な元気さがありました。


僕の夢は

今あるいくつかのマキコレワインを

蔵に寝かせてあげて

何年かしっかり熟成させたものを

お客様と分かち合いですね。



そんな機会があれば幸せだ。