2017/08/15

ワンランク上のワインについて

ワンランク上のワイン。

ワンランク上と書いていますが、

言葉を見ると、

ワンランク上は上で

その下は下という。

上と下という言葉のイメージですね。

僕も昔は、ワインにランクをつけて、上と下と言っていた時期がありました。

金井麻紀子さんとワインを飲む機会があって、麻紀子さんが、あるワインを飲んだときに、僕は下のランクのワインと思っていたのを

この生産者はどのような表現かな?ってつぶやいて試飲していた姿に、頭をガツンとやられた感覚になった。

そうなんだ。全てのワインは生産者の表現で、上も下もないんだって。

いままで、上とか下とかで言っていた自分が恥ずかしくなった。

実際にワインには表現の違いがあって。

それを簡単に区分けしたら

二つある。

一つは、場所の格付けの違い。

フランスとイタリアにあるんだけど、先人の方たちがブドウをいろいろな場所に植えて、育てて、この場所は日当たりが良くて土も上質だ。という場所を見つけて

そこに差をつける為に格付けをつけて、

そこの場所の個性が引き立つ収穫量を見極めて、いえば少なく造ります。

あえて多くを造らないことを決めて、収穫量の制限をしている畑がある。

そこは、多くを造らないので、価格が高くなっていく。

もう一つは、同じ畑で、同じクオリティーの完熟度合いのブドウはできることがなく、様々なブドウが出来る。

生産者はより良いワインを造りたいと考え、畑の中で、完熟が完璧な上質なブドウのみを集めてワインにする。畑の中で出来のよいブドウのみを集めて造ったワイン。

この二つがワンランク上のワインと言われます。

次はその違いを書いてみます。

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